英国羊毛シャツ

英国羊毛シャツ

今週末から来週にかけて極大の寒波の様子。
このニュースだけで凍えてしまいそうです。
普段から雪の多い地域は、本当に心配事。

Gorschの鈴木も岩手県北上出身で、去年から地元で制作活動をしているので、地元で真冬を過ごすのは何十年ぶりの経験。この寒波に耐えれるか不安です。
日本各地、何事もなく過ぎ去ってくれればいいのですが。

まだ寒さ厳しくなる日々ですが、羊毛のシャツなどはいかがでしょうか?
Gorschが生地屋さんに依頼して、特別に用意してもらったウィンドペーンウールで仕立てたシャツたちです。



経糸には細番手の梳毛、緯糸にはシェットランドウールを使用。英国の過酷な環境で育ったシェットランドシープから産出されるウールは強い弾力と保温性があり、耐久性にも優れています。一般的には硬さが気になる英国羊毛種の中でもシェットランドウールは柔らかく、光沢があります。

その質感を十分にいかすため、織布後生地に洗いをかけ、膨らみと軽さ、弾むような風合いが際立つように仕上げました。

ガンクラブチェックの規則性を崩すことで表現されたウィンドペーン柄は地組織と同色のため主張しすぎずに馴染み、遠目には無地にも見えます。
本来タテ・ヨコに同色を使う部分にも、微妙に色目をズラした糸を用いてシンプルな柄に奥行きを与えています。



衿とカフス内側にはウールを少し混ぜたコットン生地を使用し、肌に直接触れる首元、手首はソフトな肌触りにしています。



ウールのシャツはお手入れが面倒と思われそうですが、逆にウールは汚れに強いので、1シーズン終わったらお手入れするくらいで大丈夫です。クリーニングに出して頂いても大丈夫ですが、自分は適当に手洗いして、洗濯機で脱水、平干ししています。毎回の着た後では大変ですが、季節終わりにするだけですので、面倒臭がりでもギリギリ大丈夫かと。



形は、バンドカラーとワイドカラーの二種類をご準備しています。
ウールシャツを持っていないという方、ご試着お待ちしております!

店主 加藤